UVコーティングのパイオニア　株式会社 コートテック

紫外線のエネルギーによって塗膜を硬化乾燥させる技術が実用化されたのは1970年代に入ってからのこと。無公害、省資源、省エネルギーを目的とし開発された塗料で、紫外線硬化塗料またはUV塗料と呼ばれています。 現在では、広範囲な事業分野で採用され、年間15000トン(2011)が消費。よりその特性が生かされ、生産性向上、性能のレベルアップ、環境保護、または利益改善を目的として利用されています。

UV塗料に紫外線を照射すると、光重合開始剤がそれを吸収します。光重合開始剤は紫外線のエネルギーを取り入れラジカルに変化します。ラジカルはモノマーやオリゴマーに働きかけ、ラジカル重合という反応を経過して液状の材料が固形の塗料に転換します。 UV塗料の乾燥がきわめて早いのは、このラジカル重合が短時間に進行するためです。

紫外線は光の一種であり目に見える光は赤、だいだい、黄、緑・・・・・・紫などで、この順に波長が短くなり、紫より波長の短い光を紫外線といいます。紫外線のうちUV塗料に用いる波長は250ナノメーターの範囲にあるもので、工業的には高圧水銀灯から得られます。（１ナノメーターは１ミリメーターの100万分の１の長さ）

UVコーティングは、従来の塗装のような乾燥時間を必要としないため、スピーディな仕上がりが可能。短時間での仕上がりが要求されるリニューアルには最適な施工法です。 例えば、バスタブの場合、従来の施工方法なら最短でも72時間（3日）かかりますが、UVコーティングなら7時間で終了します。朝から作業を開始すれば、その日の夜の入浴も可能となります。

ウレタン、ポリエステルに比べ透明感があり、光沢度も高く高級感のある仕上がりになります。

これまでフローリング（木質材）等のメンテナンスは、洗浄ワックス・剥奪ワックス（塗布）を定期的に繰り返す方法が主流でした。しかし、UVコーティングで塗装を行えば、日常のお手入れは、水ふき、洗剤ふきのみで十分です。

UVコーティグの硬い塗装（2～6Hの塗装硬度）は、傷がつきにくく皮膜の耐久性は10年以上、塗膜密度が高いためカビなどの繁殖する可能性が低く抗菌性があります。また熱や薬品に優れた耐性、食用油や洗剤などが付着しても、シミ等が付着せず汚れにくい特性もあります。あらゆる生活環境や店舗設備などに対応が可能です。

コーティング後はすべりにくくなり、ペットや高齢の方、お子様にも安心・安全です。

塗膜の硬化後に、有機溶剤を放出しません。よっていやな臭いも残らず使う人にやさしい塗装方法です。 一方、ワックスに含まれているスチレン亜鉛等が環境有害物質として大気中に放出され、化学物質症候群（シックハウス症候群）のひとつの原因として社会問題となっています。そのため建築基準が改正されました。改正点は「新築住宅には、強制換気装置設置の義務化」、「住居の内装材・接着剤・塗装等のホルムアルデヒド放置量の規制」です。 UV樹脂類は、ホルムアルデヒドの発散量がなく使用制限を受けない「F☆☆☆☆（0.12mg/L以下）の規制値」を大きくクリアしています。JIS規格塗料で「F☆☆☆☆」表示があるものは、居室内での使用制限がありません。そのため、このクラスに該当するUV樹脂類は、シックハウス規制塗料にならず、人にも環境にもやさしい塗装方法といえるでしょう。

紫外線を照射することで硬化するUV塗料は、木を始めあらゆるものに塗装が可能です。金属、セラミック、FRPへの密着も良好です。

このような所にご利用いただきます。
以上により、紫外線を照射する当社販売の「ハンディ紫外線照射器」を使用し、フローリングやバスタブ、トイレはもちろん店舗、そしてモデリング、家具、家電、建築資材などあらゆる所にコーティングが可能です。